社内で研修や勉強会の講師をするよう頼まれると「え〜、私ですか!」「無理です」と答えてしまうような、人前で話をすることに抵抗のある方はいらっしゃいませんか。
人前で話をするのに、生まれ持った才能やセンスは必要ありません。やり方を知って、訓練を積めば、どなたでも立派な講師を務め上げることができます。
このページでは社内講師育成講座でお伝えしている講師スキルのうち、人前で話をする上で知っておくべき「登壇の心得」をご紹介いたします。
社内で研修や勉強会の講師をするよう頼まれると「え〜、私ですか!」「無理です」と答えてしまうような、人前で話をすることに抵抗のある方はいらっしゃいませんか。
人前で話をするのに、生まれ持った才能やセンスは必要ありません。やり方を知って、訓練を積めば、どなたでも立派な講師を務め上げることができます。
このページでは社内講師育成講座でお伝えしている講師スキルのうち、人前で話をする上で知っておくべき「登壇の心得」をご紹介いたします。
うまく話せるかどうかは、必ずしも本番での対応だけで決まるものではありません。むしろ、話し慣れていない方ほど、本番当日までにどれだけ準備をしてきたかによって、成否が大きく異なることでしょう。
準備の最初のステップは、話す内容を書き出すことです。頭の中にイメージがあるだけなのと、言葉に書き出せるのでは大きく異なります。特に、慣れていない時は十分に時間をかけて、資料ごとに話す内容を書き出してみましょう。次第に慣れてくれば、その資料について話す際のキーワードを控えておくだけでも十分話ができるようになります。
次に、時間配分を計画しましょう。主要なポイントの「通過時間」を決めておくことで、どのパートにどれくらいの時間をかけるべきかの目安ができ、本番当日も時間内に収まるかどうかがを判断しながら進めることができます。
そして、原稿と時間配分が決まったら、リハーサルを行います。練習でできないことは、本番でもできません。本番を想定して、何度も繰り返し、実際に口に出して話をしてみましょう。スマートフォンなどを使って、リハーサルの様子を録画するのも効果的です。自分の立ち姿や話し方を確認することで、自分の話し振りを客観的に評価し、改善点を見つけることができます。
本番で重要なことは、たとえ受講者が何名であろうと、一人に語りかけるように話すことです。人数が多いからといって、話し方を変える必要はありません。相手が2人でも、20人でも、200人でも同じです。
一人ずつをしっかり見据えて話をし、1〜2文ごとに見る相手を変えます。会場をジグザクに見渡すようにして視線を変えていくことで、全員が「自分に向けて話してくれている」ように感じるようになります。
また、単に話をするだけでなく、相手の注意を惹きつけ続けるための工夫も必要です。相手の視覚や聴覚に異なる刺激を与えることによって、注意を惹きつけることができます。例えば、スライドを使用して話をしているなら、あえてスライドを消してみたり、ホワイトボードを使うことで、目をこちらに向けてもらうことができます。
また、話すテンポやスピード、声の大きさなどに変化をつけることでも注意を惹きつけることができます。間をとるのも有効です。体の動きなども含めて、全身で表現をすることで、より「伝える力」を高めることができます。
上達の秘訣は、とにかく回数を重ねることです。本番に勝る練習はありません。何度も繰り返し本番を行うことで、苦手意識を克服し、むしろ得意にすら感じるようになります。同じ内容なら、3回も実施すれば原稿を見なくても話せるようになります。10回以上実施すれば、もはや何も手元資料がなくても話ができるようになるでしょう。
加えて、大切なことは、登壇の目的を間違えないことです。受講している相手の意識や行動の変容を促すのが研修講師の役割です。これはプロ講師でも社内講師でも変わりません。自分がカッコよく話すことよりも、相手の意識や行動が変容できるかどうかに焦点をあてて、しっかりと伝えるべきことを伝えていきましょう。
お打ち合わせの内容に基づき、最適なコンサルティング・研修のプログラムをご提案いたします。
経営課題の性質に合わせて、調査・診断、業務フロー改善、人事制度設計、プロジェクト型課題解決、研修・セミナーなど適切なスタイルを選択いたします。
ご提案内容に合意をいただいたら、ご成約となります。実施日(開始時期)を調整の上、プログラムの実施に向けた準備を進めて参ります。
経営課題解決のプログラムを実施します。1日の研修、数回にわたる研修コース、数ヶ月におよぶコンサルティングなど、課題解決に向けて伴走いたします。