少子高齢化、経済のグローバル化、産業構造の変化、情報通信技術の進化、そして新型コロナウィルスの感染拡大。現代のビジネスシーンを取り巻く環境は、歴史上かつてないほど急激に変化しています。
もはや終身雇用・年功序列に基づく上意下達の組織では、環境変化のスピードについていくことは困難であり、組織を構成する社員には「自ら考えて、行動する」自律型人材として活躍することが求められます。
しかし、自律的に仕事を行うためには、自分のビジョンや価値観に基づいて自分自身を動機づける力と、組織の目的や存在意義を理解し、自らの仕事をそこに近づけ、結びつける力の両方が求められます。
自律性は持って生まれた素質や才能ではなく、訓練によって鍛えていくスキルです。自己理解と組織理解の双方を深め、両者の統合を図っていくことが自律型人材に求められる要件です。