近年、心理的安全性という言葉が脚光を浴びています。職場の中で、自分の考えや気持ちを、安心して誰にでもオープンに話せる状態を指します。心理的安全性の有無が、社員のパフォーマンス、就業意欲、さらには職場定着率にも影響します。
もともとは、組織行動学者エドモンドソンが1999年に提唱した心理学用語であり、決して新しくはない概念ですが、2016年のGoogleによる下記の研究発表で注目を集め、近年では重要視されることになりました。
「心理的安全性の高いチームのメンバーは、離職率が低く、他のチームメンバーが発案した多様なアイディアをうまく利用でき、収益性が高く、マネジャーから評価される機会が2倍多い」
つまり、企業の業績を握る鍵のひとつに、チームの心理的安全性があるということです。