日々めざましく進歩する情報通信技術によって、生活や仕事のデジタル化・オンライン化が加速しています。この動きはDX(デジタルトランスフォーメーション)と呼ばれ、商品やサービスはもちろん、ビジネスモデルや組織マネジメントまでをも変えてしまう、産業構造の転換へとつながります。
高度に情報化された社会では、ITエンジニアなどの専門技術職ではない一般のビジネスパーソンにおいても、一定以上のデータリテラシーが求められることになります。もはやデータの利活用は汎用的なビジネススキルとして、誰しもが兼ね備えておかなければならない時代へと突入しているのです。そして、業種や業態を問わず、一般社員のデータリテラシーの高さが、企業の競争優位性へとつながります。
職業能力の学び直し「リスキリング」が注目される中、社員のデジタルスキル向上は企業が取り組むべき重要課題の一つであると言えます。