「普通」の基準を引き上げるためには、日々の仕事の取り組み姿勢を変えていく必要があります。ここでは大きく3つのポイントをご紹介します。
1つ目は、「そこまでやるか」と思わせるように行動することです。例えば、顧客の潜在ニーズに対する仮説を立てて、商談で聞いたご要望以上の提案を出すと顧客は驚き、感動することでしょう。あるいは上司へ報告書を提出する際に、指示された内容に加えて、自分でリサーチしたデータを加えるなどすると、上司の期待を超えることができます。
2つ目は、「プラス1の行動」を心がけることです。例えば、あいさつやお礼を伝える際に、決まり文句に加えて一言を添えてみると、一味違う人になります。あるいは、お客様との商談を終える際にお礼を伝えるのに加えて、訪問先から帰社した後にお礼のメールを出したり、改めて電話をかけたりすると、相手は感動することでしょう。そこまでやる人はなかなかいないからです。
3つ目は、常に「20%の余裕」を持つことです。例えば、会社から与えられている数値目標の120%を自主目標に設定してそこを目指せば、仮に未達成だったとしても元の目標は十分クリアしていることになります。あるいは、締め切りまでの日数を2割減(8割)で考え、そこまでに終わらせようとすれば、仮に不測の事態で一時的に作業が停滞することがあっても、本来の納期には十分に間に合うようになります。
このように、「普通」を上回る高さの基準を自分にとっての「普通」に置き換えることで、常に周囲の期待を上回るパフォーマンスを上げるのが、仕事ができる人の特徴なのです。